ももいろクローバーZ「ももクロ 春の一大事2018 in 東近江市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜」@布引グリーンスタジアム

ももいろクローバーZ「ももクロ 春の一大事2018 in 東近江市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜」@布引グリーンスタジアム adv.¥8,000 *2days

【ライブレポート】ももクロ、滋賀・東近江市を笑顔で包み込んだ「春の一大事 2018」(写真51枚) - 音楽ナタリー
ももいろクローバーZ:コンサート「春の一大事」 モノノフ集結、東近江熱狂 コラボグッズ長蛇の列 /滋賀 - 毎日新聞



1.屋外はももクロ!
2.4人のももクロ
3.現場と環境
4.最大の敵は、時間

1.屋外はももクロ!
屋内はPerfume、屋外はももクロのパフォーマンスがすごい、というのが世間の定評。セットリストに捨て曲クズ曲がなく、会場をまんべんなく練りまわる構成とそれを可能にするサブステージや移動動線の設計は頭抜けている。春一は前回の富士見市今回の東近江市と普段ライブなどやらないところへ出張し、そこでしっかりと設営して他会場と遜色ないライブにするのがスタダというかももクロチームの腕。自由にブロックやステージを組めるメリットがあり、出前大型ライブのノウハウがどんどん溜まっていることだろう。そして春一の衣装は、かわいい!素晴らしい。初日は珍しい生足ミニスカート、二日目の上を脱げる衣装も秀逸だった。

2. 4人のももクロ(The Diamond Four)
その昨年の春一は杏果の関係もあっての富士見市だったが、その杏果が抜けてからバレイベや小ホールを回る青春ツアーはあれど大きなイベントは初めて。杏果抜きのももクロは、上手くやるだろうけど、何かが欠けた感があるのかなあ、という不安もあった。が、実際のところはさほどの違和感もなく。最高の5人は、4人になっても最高だった。 なるほど初日のあーりんの締めのMCがらしくないぼんやりとした感じだったのは、2日目の「灰とダイヤモンド」の♪砂にまかれても〜を気にしていたのかなぁとも思いつつ。あれは杏果の歌い上げを忘れて、それこそエビ中でいえばぽーちゃんの歌いっぷりのような、あーりんなりの綺麗な歌い方に変えてしまえば、要するに怪盗少女で夏菜子があかりんパートを変えたような転換をしてしまえば楽になると思うんだよな。「サボテンとリボン」があーりん曲になったのは、杏果パートは本人が照れるような歌詞だったこと考えれば妥当か。なので、もともと割当の少なかった恋愛にむかない夏菜子はパートが極端に少ないまま。(いやそういう子のほうが結婚は早いもんですよ・・・)そして両日とも本編ラストは「桃色空」、いい歌だよなぁ。 ツヨポンに感謝。堂本剛さんにまた曲書いてもらえないかなぁ。

3.現場と環境
ライブ自体は最高に満足なのだが。一方で、普段ライブなどしないただの野外であるので、前回の富士見市は地面の土が雨でぬかるみドロ状態だったが、今回は好天も風あり砂埃が舞う状況。また炎天下でも逃げ場はない。どこにも移動のしようのないフェス系ライブは正直回答を見つけないと、10年後には死滅すると思うよ。

4.最大の敵は、時間
開演16時も開場14時、それにあわせてシャトルバスが動く状況で、真摯に向き合うと14時には場内入って16時開演、19時終了予定がオーバーするライブを、整列退場まじめに従って最前ブロックで帰りのバスに乗るのは21時間近、近江八幡駅で京都方面だと21時40分の電車というのが初日の状況だったので、体力的に死にます。うーん。いや規制退場まで待たないで帰ればいいっていうハックはあるんだけれど、ハックはまぁズルだからねぇ・・・。とはいえ、日帰り予定の人は、厳しい。JTBツアー使えよ、って話かもしれませんが、カネ高いのはいいけども、ホテルの質を考えるとそりゃないぜセニョリータって感じなのよねぇ。

ジャズクインテットやセクステット、特に初日のドラムは、冨永ちひろさんで、ブログチェック続けてるけど何の時に見た以来だろう・・・。ウッドベース弾いてた大塚恵さん、家人ががふーちゃんに似てる というので、誰?というとsora tob sakanaの風花ちゃんに似てると。なるほどー。

春一は 要らないゲストでのつなぎがなくって、アヤカネーションでの成功から逆流してきたオークラ+ニールセンコンビにモノノフはみんな大好き東京03を突っ込んでコント映像は転換待ちに最適だった。野外ライブでももクロ超えるのは至難の技だと思う次第。


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追記:以上は客としての感想なわけだが。客のメリットは、普段行かない土地にアーティストのおかげで行ける、というもので「アイドル・ツーリズム」的な新しい消費のカタチ(→ 支局長からの手紙:アイドルツーリズム /滋賀 - 毎日新聞 ) 。あとは普段のライブより良席や近くでアーティストが見られるかも、的な期待かな。チケットは比較的安いといってもそれなりにするし、往復の交通手段や宿泊考えたら結構なもの(二人で2日ライブみて¥32,000、今回は3泊で宿とって¥27,000、交通費往復で¥41,000。あ、足したら10万円じゃん・・・)なのだが他地域のファンは東京でのライブにこれくらいかけてくるわけだよね。深夜バスで0泊でって強行軍でも往復でチケット代の倍くらいかかるんだろうし。

一方で、これ、自治体と事務所にはどんなメリットがあるのかな、と。 富士見市のサイトでこんな報告書 があり、これは川上さんの講演を視察したものなのだが、富士見市の地域文化振興課長さんによる成果としては
1.知名度の向上
2.子供の思い出
3.近隣商店の売上向上
4.ライブ後実施のスタンプラリーの反響大

ということが挙げられていた。知名度は、春の一大事のイベントタイトルにも織り込まれることでメディア露出は事前から事後まで抜群。これを目的にするなら、知名度をあげたい市にとってはまたとない機会だろう。逆にいえばその目的で会場が無償提供されるなら、公演場所探しに苦労している大キャパ前提のももクロチームにとってはありがたい話となる。

小学生合唱団がステージにあがりパフォーマンスする、というのは子供の思い出にもなる一方、そんな経験をすればももクロのファンとなる子も増えるだろう。家族は子供の晴れ舞台を見に公演のチケットを買うだろう。将来のアイドル、タレント候補もいるかもしれない。スカウト陣としてはクルマ社会で金の卵に家族込みで警戒されずに接触できる良い機会かも?

近隣の売上げアップは、富士見市はあっただろうが東近江市はどうだろう。ファンであるモノノフは落とす気満々も、シャトルバスで近江八幡駅に連れて行かれるという問題があり、運動場回りに飲食店などあるわけでもなく、この辺りを目標にされていると今回は厳しいかもしれない。近隣の市も巻き込んだイベントや、ふるさと納税のアピールなどは重要だったかも。地方に行くファンは行動力のほかにカネもそれなりに持っているので、長くアピールを続けることは大事。杏果引退後にももクロ全員にPR大使を依頼した富士見市のガッツは見習うところが多いのでは。まぁ杏果が任期内にPR大使辞任という展開なのでスタダサイドもこの話は受けて当然であるが、提案しようと思った人は優秀。

富士見市はライブ当日にイベントを行わなかったことを反省材料にしていたようだが、いやいや、ライブ後にどうつなげるかをきちんと用意していたのは素晴らしい。東近江市はまもなくのジャズイベントに関連づけてジャズアーティストを呼んでいた(これが事務所発案か自治体発案かは知らない)のは良い仕事、だが、翌週という直近に再び東近江市に遠征、というのはモノノフにとってもなかなかに難しい。寧ろ、ジャズイベント期間中に春の一大事をぶっこんでしまったほうが良かった気もするが、これは部外者の思いつきにすぎず、そんなに簡単な話ではないか。

事務所側としては「会場不足」の解消を、場所の無償提供で解決する良策が春の一大事地方巡業なのだろう。一方で、ファンの拡大には大きく寄与するわけだし、普通のライブではないのでパブリシティは通常以上に出るから宣伝効果は抜群、会場もチケットの販売状況にあわせて設計できるということなのだろう。

とはいえ本企画が成立しているのは、スターダストプロモーションが、というかももクロチームが、非常に自由な発想で柔軟に対応しつつ統制がとれているので色々なことが実現可能であり、その上で屋外でのライブ実績は他のアーティストが追随できない状況であるという強み故なのだろう。

これで思い出すのは、クラムボンの出前ライブで、自分たちで機材を用意しそれを持ちこんでどこでもライブができ収益化も見込めるという状況を実現したこと。こうしたあり方は、音楽業界の、ライブイベントの進む一つの形なのだろう。まぁ地方での野外フェスってのは、そうした萌芽だったのだが、あれは場所が固定されてしまった。それはそれで一つの回答だが、別の回答もあるべきで、それが、クラムボンの出前ライブだったり、ももクロの春の一大事だったりするのだろう。しかし、東近江市は告知ページ、もう下げちゃってるのはなんでだろう・・・。  ※追記※その後更新されていました。 観光物産課 _ ももいろクローバーZ春の一大事2018in東近江市 _ 東近江市ホームページ 【ももクロ春の一大事2018in東近江市】たくさんの笑顔と感動にあふれた2days! _ 東近江市ホームページ

※追記※ びわ湖放送の番組「滋賀創生ゼミナール」2018年5月11日放送分、人口11万人の東近江市に3万人のファンがやってきた!「ももクロ春の一大事2018 in東近江市」の裏側 についての回がYouTubeにアーカイブとして公式アカウントによりアップされており、エリア外で録画できなかった者にも視聴が可能となっています。  これは、東京エリアのワイドショーの取り上げ方よりも当然ながらより一歩踏み込んでおり、よい資料になるものだと思います。




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