【オススメ】岡井ハルコ/世界の終わりとオートマチック


世界の終わりとオートマチック (オフィスユーコミックス)

■【オススメ】 人生定年制の社会で、 生前葬を担う主人公の話。

岡井ハルコ氏なので、ああ猫ものね、と思って読みはじめたら、 間違っちゃいないんだけどもだいぶ違った。 一巻完結の、SFもの。


一話目の主人公は生前葬を行う会社の社員。 社会はCG(コーリング・グローリー)法というものが成立し、 国民皆寿命定年法、すべての国民は80歳の誕生日に 安楽死を迎えることを義務付けることになっているのだった。


そうした社会の中で生きる人たちを描く話。 ディストピアっぽい設定だがエピソードは市井の人々を 通常のアプローチで描写している。ただし、 死者と話す青い猫の伝説というものがあり、 登場人物も目の当たりにするという点が著者らしいところであり、 作品の肝でもある。


死者と話す青い猫に会いたがっている人物、 というものが表に出てきたことで、物語の雰囲気が変わる。 そして、作品についてそもそも読者がふと思う疑問が、 きちんと解消されていく。


単行本一冊で綺麗にまとめた作品は非常に素晴らしい。 こういう本がきちんと売上上がるといいんだけれど。


【データ】
岡井ハルコ (おかいはるこ)
世界の終わりとオートマチック
【発行元/発売元】集英社 (2018/4/25) 【レーベル】マーガレットコミックス 【発行日】2018(平成30)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作)
■購入:
amazon→ 世界の終わりとオートマチック (オフィスユーコミックス)
寿命が80年に定められ、生前葬が主流になった時代。終わりを決められた人々は、その時を悔いなく、華やかに迎えるべく生きているはずだった。しかしその一方で、人生を全うしたはずの死者とともに“青い猫"が現れるという都市伝説が人々の間で囁かれ始め…。


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