舞台「タイヨウのうた〜Midnight Sun〜」@なかのZEROホール

舞台「タイヨウのうた〜Midnight Sun〜」 @なかのZEROホール



・難病ものフォーマット。色素性乾皮症(XP)という、陽の光の中では行動できない制約を活かした話、のはずだが、舞台だと臨場感がなくファンタジー感がますます増すことになった。

・正直、困る。役者さんはそれぞれ見せ場があり、ジャニーズの皆さんは芸達者。柏木ひなたさんは、声がいい。見に行っているのはファンである。だから、なにかいいものを見たような感じで帰っていく。しかし、なぁ。金かけたお遊戯会というか学芸会というか。

・話の肝である難病について、冒頭にセリフで説明するという、私がこの世で一番嫌いな類のオープニング。まぁ見に行っている皆が知っている 設定だから、皆さんご存知の、ということで飲み込めよという話なのか。

・一方で、スクリーンを使った演出は面白かった。花火は素直に良かったし、サーフィンは笑うところかと思いつつ辰巳雄大さんの格好いいところを大写しで見せるというのは観客サービスとしてもありだと思った。

・ひなたの歌も何度となくあり、ただワンコーラス程度のものが多く、綺麗な声で歌うので、観客の胸ぐらをぐっとつかむようないつものひなた節ではなかった。いや、いいのよ、充分いいんだけどね。彼女の歌はもっともっとすごいんだけどな、と。もったいなさも感じた。新たな魅力ではあるかもしれないが。

・楽曲は作品オリジナルなのかな?皆が知っている曲が出てくるわけではない?いやごめんなさい映画もドラマもちゃんと見てないので。でも この話のオリジナルは香港映画の『つきせぬ想い』らしく、そのリメイクの『金枝玉葉』含めて当時観てます。その時も、もやっとぼやっとした印象でしたが、女子ウケは良かったような。

・『タイヨウのうた』といえば、のギター女子設定は、弾けないひなた主演でもそのままやるの?と思っていたら途中はバイオリン伴奏でギター持ってもいなくて、じゃあギター最初からいらないじゃん!と思いつつ、難病発症のシーンの小道具で必要だったということか。いや、違うな、それ、キャンドルでいいものな。あのギミックは、YUIだから成立したので、弾けない子には要らないんだよ。

・話のテーマとしては、大事なものは伝えておかないといけないよ、ということかな。エビ中としては身近で感じ続けているテーマだろう。そういう意味でもこの役は確かに柏木さんに向いていたようには思う。安本彩花さんでも良かった気はするが。舞台というと、シアターシュリンプではキレキャラだった柏木さんが普通の役を演じたのは良い機会だったのかもしれない。

・しかしまぁ、友人の美咲ちゃん(演じるは高嶋菜七さん)は人間出来過ぎだろう。ご都合主義ともいえるが、彼女と祖母(高橋惠子さん)の役は天使の域。こういうフラットキャラクターを用意しているのに、主人公たちも割とフラットな性格づけというところが、話を薄くしているのだが、まぁ、この話で厚くされてもなぁ、なので良いのか。

・最後は舞台ものらしく、ぼやっとした話に発展というか雲散霧消させて終わらせる。綺麗なようでもやもやした感じで客は席を立つことになる。いや、カーテンコールあるのでそこでなんかもう良かった感じになっちゃうんだよな。

・ところでこの舞台、エビ中の曲を一曲でも突っ込むのがこういう場合の筋なんじゃないかと思うのだけど。そういうものじゃないの?





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