ルールは同意したなら守る必要があるが、盲目的に従うものではない

ちょっとした怒りというかイラつきの雑記です。私はエンタメ好きですが、エンタメ業界は好きとか応援したいとか全然ない、というのが前提としてあります。


・ルールは、守るのは二流、抜け道探すのが一流、自分でルールを作り皆を従わせるのが超一流、 といった話がありまして、日本人は律儀にルールを守る文化だとも言われます。 憲法に関しても、スポーツに関しても、思うところがありますが、 今回はライブや演劇鑑賞時のルールについて。

・具体的には、写真や動画撮影の禁止について。 日本ではまず禁止されているわけですが、海外では観客がスマホ掲げてライブ見ている風景を よく見ます。個人的には、ライブという体験の場で集中しろよ、肉眼で見ろよ、スマホ邪魔だわ、 と思うので日本のルールに賛成ではあるのですが。ガラパゴスなんだな、という思いもあります。

・日本人は写真好き、出っ歯+メガネ+カメラのステレオタイプがありますように、 放っとくとモノよりコトのはずの現場でモノに残る思い出つくりに注力しがち、 と考えると写真禁止のルールがあることではじめてお行儀よくライブを見ることができるのかもしれません。

・まぁ上演中は禁止でいいでしょう。ただ、上映中以外も場内は撮影禁止です、というのは、 何なのでしょう?いや、演出や内容がわかってしまうとか、建造物も中は権利関係がいろいろあるとか、 客が映り込むのはどうこうとかあるのかもしれませんが、禁止、だけ言われて何故なのかを 説明してくれることは滅多にありません。というか全くない。

・撮影禁止、という場合、主催者サイドの対応は2つあって、一つは ネタバレ禁止の意味で全く情報を出さないこと。もう一つは、主催者側では きちんと撮影してその絵を出していくこと。公式がとるから一般の人はやめてね、 追体験はできるように極力提供していくから、という後者の発想はわかります。 前者の場合は、思想はわかるけれど、制限したら世に出ないわけで、 そこを突破しようとする人は当然出てくるよな、ということで、 拙い手な気がします。独裁政権的な発想ですよね。

・そもそも、インターネットやSNSにアップしたりそれをもとに商売したり するのではなければ、個人で私的に使うもので共有しないのであれば、 撮影録画録音は不問に付されるべきものでは、と思います。 ジャン=ジャック・ベネックスの『ディーバ』みたいな話。

・なのだけれども、その後のことを考えてそこまで規制しているのが 禁止事項なのであって、それは主催者や権利ホルダーが本来対処すべきことに 対して適切な手段を持っていないがゆえにその手前から不適切な制限をかけている、 そういう怠慢が現状の規制なのでは?と思います。

・本当は、ですね。いろいろ出回ったときにそこからきっちりと権利分の収益を回収できればよいし、 公式でより品質の高いものを提供して低質悪質なものを排除できればよいわけです。 公演期間が長くネタバレすることを禁止したい、っていうのは、そもそもエンタメとして おかしな話で、ネタバレしないよう観客に要請するのは無理だし無茶だし無能な行為。 そもそも情報は外に出て溢れて浸透していくのが本来。それが嫌なら、毎回中身を変えるべきでしょう。 公開したものをどこかで堰き止めようとする発想が、独善的で批判非難されるべきものなのです。

・そういうことを考えずに盲目的に従い、しかもそれを他にも強要する、 隣組のような圧力をかける観客が私は一番嫌い。 それって、所属団体の命令だからって犯罪行為をして、命令があったから、 という人と同じでしょ。彼らは気楽に違反するわけよ、だって自分の意思ではないから。 宗教を嫌いなのも同じで、こういう教えがあるから私はそれに従って行動したのです (だから私は悪くないんです)という、自分の頭で考えることを放棄している。 ご自身が盲目的に従うことは別にいいです。でもそれを他人にまで強制できるのか。 するならそれは自分自身が対峙する必要があるのだけれど、 そこに他人を持ち出してくるのならその時点で責任を持たないってことなのだから、 そんな無責任な話はないやね。

・などとつらつら考えましたが。エンタメ興行の世界は、 きちんと対処することを考えてきておらずその手段の構築を怠っているので いろいろ問題が発生しているように思います。 携帯の電源はオフに、ってのは電波入ってこない仕様にして それを国だのとも交渉したりそもそも客とのチケット販売時に契約事項として組み込んで 電波ジャミングをOKとするとかすべき話。 映像も何ならとれる機械は全部入り口で預かって客席出るときは データおしゃかになるようなの流すみたいな仕組み考えてもいいわけだし。 やることやってないで行動規制して、ルールを守れ! とかいうのはやっぱり努力不足だと思う。

・ルールは破られるためにあるので、それにどう先手を打つか。 ルール破った人を法律とかリンチでなんとかしようとするのは、 それは無能な証拠。その辺の進化がないのが日本のエンタメや興行の世界の ダメなところなのでは。

・ちなみにこういうことを思ったのは、舞浜アンフィシアター場内で、撮影禁止を うるさくうるさくアナウンスされたあげく 「疑われるような行為をしないように」みたいな文言まであったので、 それを言っちゃあいかんでしょう、と不機嫌になったから。 これは最悪なアナウンスなので、パルコかスタダかアンフィシアターか警備会社の独断かしらんけど、 よくよく考え直したほうがいいと思う。 そのまえに盗撮(というか撮影行為。盗撮っていうとなんか違うもの 想像するよね)があったらしいことは聞いているけれども、 だから言っていいってことにはならないからね。

・客をあんまり不愉快にさせると、行かなくなるよ。 チケット転売話もそうなんだけれど、無策であることを客に転嫁しないでほしい。 行けなくなったチケットを買い上げてもくれない売り主が転売禁止するのは おかしな話だからね。ホテルの場合殆どがキャンセル可でキャンセル料も かからないのに、公演のチケットは払い戻ししてくれないんだから、 それなのになに偉そうにしてるんだって思ってます。



search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM