【オススメ】 たなか亜希夫/リバーエンド・カフェ


リバーエンド・カフェ(1) (アクションコミックス)

■【オススメ】え?ここで一巻終わりなの?殺生な・・・。 震災後の石巻で何もなかった土地に建つカフェの話。

川開きだか祭りの際に、男たちに言い寄られる女の子。 ネットだかSNSだかで、やらせてくれる断れない女、 という話が出回っているらしい。それを逃げるところで、 暴力のにおいのぷんぷんする人に助けられる。 その人物がカフェを始めようとしており、 彼女はその手伝いに自然と巻き込まれるのだった。


震災の陰が落とす話。ヒロインにはPTSDがあり、 学校でのいじめは「絆」という言葉に違和感を抱いた ため。実際、絆なんて言葉はプラスのイメージで 使われてなど来なかった、拘束、支配、という 意味での縛りがそもそもだと聞くので共感するばかりだが、 それがいじめに発展するということは・・・まぁ、 あるのだろうな。


基本的に、閉鎖的な組織は、そういう傾向があると思っている。 田舎のソサエティとか。会社もそうだろうな。 まだ都会は、人が多いのと、そういうことを良しとしない文化 がないでもないので、あんまり表に出てこないとは思う。 乗り換えるべき先もあるので、ないところは地獄だろうなあ。 その中で、彼女がどうにかこうにか日々を過ごしているのは、 卒業するまでの我慢と思っているから。健気である。


そんな彼女の話がありつつ、震災を乗り越えようとする 人たちの話が、さほど深刻さを伴わず描かれていくところが 凄い。まぁ、世界は広いのだ。そういうことだな。そして、 一巻の終わり方が凄い。そこで終えるのかい!同時発売の続刊も 買えということですな。→リバーエンド・カフェ(2) (アクションコミックス)


【データ】
たなか亜希夫 (たなかあきお)
リバーエンド・カフェ
【初出情報】漫画アクション(2017年〜2018年) 【発行元/発売元】双葉社 (2018/9/28)
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→リバーエンド・カフェ(1) (アクションコミックス)
宮城県石巻。あの震災から数年が経ったこの地に住む高校2年生・入江サキはある夜、謎の男と出会う。不埒な輩に絡まれていたところを助けられたサキ。北上川の中瀬に灯る明かりに誘われ、少女は不思議なカフェへと辿りつく。そこで出されるコーヒーには、人生の楽しさや悲哀が入り混じっていた――。 石巻出身のたなか亜希夫が震災後の故郷を描く最新作、´巻同時発売!!


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