若林稔弥/幸せカナコの殺し屋生活


幸せカナコの殺し屋生活 1 (星海社COMICS)

■ブラックな会社に疲れた彼女の 転職先は、ホワイトな殺し屋会社だった。

広告代理店がブラック過ぎて 転職先を見つけたところ、そこは 殺し屋だった、という内容の定型4コマもの。


可愛らしいタッチの絵柄で、フルカラー。 会社を見つけて応募できたということは、 素質がある、ということらしく、 はじめての射撃もはじめての人殺しも 結局なんなくこなしてしまう。 そんな、サイコパスなヒロインの、 明るい殺し屋コメディである。…倫理的に問題ありありだが…。


そんな会社が、給料は高く、勤務時間も決まっており、 福利厚生も完備、社員をきっちりと育ててもくれる、 という超ホワイト環境なところが本作の肝。 まぁ悪の組織って案外ホワイトじゃない? 何度失敗してもリストラされないし、みたいな ネタはよくあるが、実際、そうかもしれない。 やりがい搾取、という話があるように、 ブラックな会社は待遇ではなく社会的意義などを 主張しがち。まぁオーナーにはやりがいのある 仕事なんだろうが、従業員にとっては同じリターンが あるわけでもないしねぇ…そこを従業員も一緒に 信じるのが、宗教系イデオロギー系の組織。 別にやりがいのないような会社のほうが、待遇が 良くなければ所属する意味もないので、 案外ブラックではなかったりする。


罪悪感にさいなまれる、という予想も、 食べて飲んだらすっきり、寧ろ仕事完遂して気持ちいい。 殺しも仕事として割り切るというより、 死んで良い、殺したい、という相手がターゲットなので、 正義感も相まって満足感が高い、というサイコパス具合。 むかついた相手も仕事でなければ殺してはいけない、 ということに苛ついた挙げ句、そうだ、仕事として受注すればいいんだ、と周囲に営業して殺しの依頼をとってくる、という素晴らしい展開。 死んだほうがマシよね、って人をうまくチョイスして ターゲットにしているので、その辺りが現実と乖離していないというか 笑いに昇華しきれていないというか、もうちょっとナンセンスな ほうが良いのではと思わなくもないが。


【データ】
若林稔弥
幸せカナコの殺し屋生活
【発行元/発売元】 講談社 (2019/5/12) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
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『徒然チルドレン』の若林稔弥の新作は、新人殺し屋OL!? 働くあなたをもっと元気にしちゃう4コマ、始まります!!



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