【オススメ】 春原ロビンソン、ひらけい/姫様“拷問”の時間です


姫様“拷問”の時間です 1 (ジャンプコミックス)

■【オススメ】敵に囚われた姫君があれやこれや と拷問を受ける。ただしエログロ一切なし。

魔王軍の手に落ちた国王軍の王女。 騎士団長でもある姫君は、監獄の中で、 拷問を受けることになるのだった。


が。内容は、表紙の絵にあるような中身。 基本的に食べ物で姫様をつり、食べたいが 故に口を割らせるのだった。優しい人たちの 優しい拷問話。まぁ、魔王軍なので、人ではないのだが。


和気あいあいとしながらの拷問タイム。 そして。姫様の暴露する秘密ネタはたいしたものがなく、 ときに重要なものはあるがそれを魔王は採用しない、 などという馬鹿げたコントが延々展開されていく。


ワンパターンのコントだが、拷問コントには トリビア的なお役立ちネタも含まれるようになり、 食べたいよりもったいないなどの心くすぐるネタに 転化していき、案外バリエーション豊富で飽きることなく 一巻を読み終えた。巻を重ねても面白く読めるかどうかは 展開次第だが…。


【データ】
原作=春原ロビンソン、漫画=ひらけい
姫様“拷問”の時間です
【発行元/発売元】 集英社 (2019/9/4) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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国王軍と魔王軍が衝突を始め幾年月。王女にして国王軍第三騎士団“騎士団長”の姫は、魔王軍により囚われの身となっていた! やがて、姫に待ち受けるのは斜め上の拷問の数々で――!? 最も残酷な拷問の時間が今、始まる!!


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【オススメ】 クロマツテツロウ/ドラフトキング


ドラフトキング 1 (ヤングジャンプコミックス)

■【オススメ】他と違う癖のある、でもその眼力ゆえに 一目置かれているスカウトマンのお話。面白い。

主人公はプロ野球のスカウトマン。しかしドラフト候補生に、 うちの球団も指名するかもしれないがお前はプロでは通用しないので 行くな、と忠告するような人物。そしてその候補生は プロ入りしたが通用せず5年で引退することになるのだった。


その候補生だった人物もスカウト部に入りつつ、 勝手な動きをする主人公に右往左往しながらバディもの的に 展開していくプロ野球裏方話。


皆が注目する選手をドラフト で指名してもしょうがない。狙うのは新人賞を獲る選手ではない。 ドラフト下位からでも下剋上し、数年後に、あの年のドラフトで 一番活躍しているのはこの選手だ、というドラフトキングを獲るのが 目的だ、というスカウト部長の発言が本作のすべて。


野球選手には、野球が好きで好きでしょうがない、という人が向いている、 というのは確かにそうかもしれない。何かのバランスが崩れたときに、 それでも自分を信じて続けられるのは、それが好きでないと難しい。 たぶんに個人の力量で行う範囲の広い仕事ほど、そういうことに なるのだろう。ちなみに自分の裁量だけでどうにかなるわけではない仕事は 好き嫌いの強度はあまり関係ない気がする。


主人公の好物が「黒松」のどら焼きだということなので、 十条在住者としては評価高めにしました(うそです。) 後半の話は、社会人野球の選手のプロ入りの道を スカウトマンが閉ざしたという一方で実はその選手とスカウトマンは 仲良く交流しているという内容で、その真相は巻またぎという構成。 続刊が気になるが、実は2巻同時発売。続刊をすぐ買いました。


【データ】
クロマツテツロウ
ドラフトキング
【発行元/発売元】 集英社 (2019/8/19) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ ドラフトキング 1 (ヤングジャンプコミックス)
全てのプロ野球選手が通るプロ野球の入り口、ドラフト。その陰には、高校野球、大学野球、社会人野球、独立リーグ…全ての野球選手の中から隠れた才能を見出し、プロへと送り込むスカウトマン達の活躍がある!! 並外れた眼力を持つスカウトマン郷原が見出した選手とは…!? その年のNo.1選手、ドラフトキングの獲得を目指すプロ野球スカウト譚開幕!!


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【オススメ】 竹良実/バトルグラウンドワーカーズ


バトルグラウンドワーカーズ 1 (ビッグコミックス)

■【オススメ】異生物と戦う世界、遠隔接続で戦士として 戦う主人公の物語。

両親は交通事故で自分を守って亡くなった。 自分も立派に生きたかったが30歳にして入院、失業、 家庭もなし。そんな状況の彼に、一通の通知が届く。 それは外務省の人類連合協力課というところからだった。


亞害体、という未知の生命体から人類を守るための 戦争に、ロボット兵士の操縦士として参加することになる 主人公の話。遠隔捜査で人型兵器を操る、というスタイル。 ロボットの形状は、これはロボット漫画ではないのだな、 と思わせる代物。なので内容は技術的な性能よりも人間の対応に 寄った話となっている。


遠隔捜査なのだが痛みは感じる。ただし最悪の場合は強制終了 でその場を離れることで生命は維持できる。だが、この強制離脱は 脳に影響を与えるため5回までと制限されている。また 敵である未知の生命体は知能も高いようで人間側の弱点も 理解して攻めてきている様子である。


そんな中でまず訓練話から始まるが、早々に実戦に配属される。 主人公は別に何か才能があるという設定でもなく成績は むしろ最後方。ただそれでも色々考えようとしており、節電なり メンテナンスなり、様々な工夫を試みようとしている。 それが功を奏する場面もある。


主人公は基本いいひと。だけれどもそれだけでは 社会を乗り切れてこなかった。この現場でも同様。 不器用だが不器用なりに頑張れることを頑張ろうとする。 「努力は裏切る、それが普通!!」という理解が 主人公にはある。これは、すごい。強い。これを 明確に言ってしまう作品はそうそうない。 その上で、どうあがくか。 軍隊は、少人数編成で動くし、 権限は委譲されるので、案外 自由に動けることは多いようだから、主人公のような人には 向いているのかも。


【データ】
竹良実
バトルグラウンドワーカーズ
【発行元/発売元】 小学館 (2019/8/30) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ バトルグラウンドワーカーズ 1 (ビッグコミックス)
『辺獄のシュヴェスタ』の作者、最新作!
『辺獄のシュヴェスタ』の竹良実が選んだ 次の舞台は、“現代の戦地”――
失業中に30歳を迎えた平 仁一郎のもとに届いた、一通の手紙。 それは未知の生命体「亞害体」と戦う 人形兵器「RIZE−ライズ−」を遠隔操縦するパイロット職の通知だった。
人類のために立ち上がる者 という意味を込めて命名された「RIZE」。 戦地の最前線で、人々に知られず世界を救う仕事に就いた仁一郎だが…!?
生死を懸けたSFアクション大作、開幕!!


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【オススメ】 黒麦はぢめ/ふたりが家族になるまでに


ふたりが家族になるまでに 1 (まんがタイムコミックス)

■【オススメ】少女と従兄の同居生活という 一種の疑似家族もの。地に足ついた話で、 ほのかに甘くもほろ苦いのが良い感じ。

母子家庭で暮らしていた少女は母が急な単身赴任に。 そこで招聘されたお世話係は、いとこのお兄ちゃんだった。


父親のいない家庭ゆえか男性との同居には抵抗も 強かったが、何でもできてしまう従兄に、 何もできない少女としては委ねるほかしかない。


そのあたりのもやもや感を描いているのが面白い 疑似家族もの。一方、従兄は 面倒見がよくほわっとしてすぐに場に溶け込む。 少女視点で話が進むので従兄がスーパーマン的存在にすぎる点が あるが、話運びはテンポよい。定型コマ割りな割に カメラワークがコマごと変わるので停滞感がない。


思春期の少女の気持ちを描くものとして 従兄との疑似家族生活という仕掛けを持ってきたのが面白い。


【データ】
黒麦はぢめ
ふたりが家族になるまでに
【発行元/発売元】 芳文社 (2019/6/7) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ふたりが家族になるまでに 1 (まんがタイムコミックス)
社会人従兄と、いきなり二人きり……困る! あさひは母娘二人で暮らしていた高校1年生。ある日、母の急な海外単身赴任にともなって「お世話係」としてやってきたのは、従兄で社会人のジローさん!? 男性が苦手なあさひは当初反対をしていたものの、その家事力になすすべもなく押し切られ……? ほんのり甘苦い青春同居物語。



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【オススメ】 冨士宏/迷廊館のチャナ


迷廊館のチャナ 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

■【オススメ】 探検家志向の少女は、物置で見つけた鍵から 異世界に足を踏み出す。倫理観から違う社会に 繰り出すファンタジー。

ヒロインは11歳の少女。いつか探検家になりこの世界に残された謎を 解明したい、という高尚な夢を持っている。そんな彼女が、 物置で見慣れぬ鍵を見つけた。近所にある廃墟にひとつ残された壁、 そこにある扉の鍵がそれではないか、と睨んだ彼女は、早々に試して見る。 するとたしかに鍵は回った。扉があき、向こう側へと出る…かと思いきや、 その奥には別の空間が広がっていた。


30年前の作品のセルフリメイク。ヒロインが鍵を開けて 入り込んだのは、大きな家の中。その中は大きく広がり、 ひとつの世界、社会が構成されていた。そこで出会った、 中のことならなんでも知っている人物に案内されながら 彼女は内部を冒険する。


今のところヒロインの思想は、別の未知な世界に入りこんだ、このことを 友人に知らせたい、知らしめたい、というレベルで、 探検家がどうこうといった段階ではない。まぁいずれ成長するのだろう。 持っていったカメラを取り返したい、という話に終始する のは正直退屈ではある。


一方、彼女が入り込んだ別世界は徹底的な階級社会で、 その歪みを目にするたびに彼女は違和感を覚えていく。 ただそれもその社会で生きていない異邦人のお気楽な視点なのかも しれないが…。正しいあるべき形を指摘するのはそう難しくないが、 そのあるべき形にフィットさせられるかというと難しいのが現実 というものではあり。


30年前に描き始め、完結できなかった作品を 改めて手掛けるからには相応の思いと覚悟があるのだろう。 じっくり読ませてもらいます。なので出版社は相応の 責任を負っていただけると幸い。


【データ】
冨士宏
迷廊館のチャナ
【発行元/発売元】 マッグガーデン (2019/8/10) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 迷廊館のチャナ 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)
時を超え、伝説の世界が今蘇る! 伝説的ファンタジーコミックが、四半世紀の時を超えてリブート大復活!全てが館の中にある「迷廊世界」で、探検家を夢見る少女・チャナと迷廊世界の住人・オルオルの冒険が始まる…!


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【オススメ】 いちかわ暖/新しい上司はど天然


新しい上司はど天然(1) (ヤングチャンピオン・コミックス)

■【オススメ】 疲れている人にオススメ。あ、でも、実際に勤めている会社と 比べてしまって落ち込む人もいるかも…。

パワハラで精神をやられて転職してきた青年の 新しい上司は、優しくかつ天然だった。


BL系の作品かな、と思ったが、そういうわけではなく、 しかし主要な登場人物は男性ばかり、 内容は女子ものなら百合っ気がほのかに香るような、 その手の類の、仲良し和気あいあいもの。 これは、推せる。


上司の主任が天然な勘違いをする可愛らしい人物で、 そういう上司のいるところなので会社自体の雰囲気も いい感じ。話はふわっとしているが、職場ものなので ぐだぐだしているばかりではない。


何より、転勤してきた主人公はトラウマを抱えている。 そのトラウマが癒やされている様は、読んでいて、 良かったねぇ、いい職場だねぇ、という気持ちになる。 疲れている人にオススメ。でも職場環境次第では 複雑になるかも…。


【データ】
いちかわ暖
新しい上司はど天然
【発行元/発売元】 秋田書店 (2019/8/20) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 新しい上司はど天然(1) (ヤングチャンピオン・コミックス)
前の職場の上司に精神と胃をやられ、転職してきた桃瀬(26歳)。新上司・白崎主任を前に不安で胃痛が再発!! だが、そんな桃瀬の不安も思わず吹っ飛ぶほどに、新しい上司はまさかのど天然で…!? Twitter発の、ど天然上司コメディ!! 「桃瀬の転職秘話」「4人で飲み会」「10年前の主任」…などなど超豪華描き下ろし新作エピソードを40P以上収録!!


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【オススメ】 伊藤伸平/地球侵略少女アスカ


地球侵略少女アスカ : 1 (アクションコミックス)

■【オススメ】 美少女もの異星人地球侵略ライトコメディ。造形の妙。

指令により地球への侵略を試みようとする宇宙人が主人公。 地球人に対するデータや意識の書き換えなどはお手のもの。 擬態も当然、ということで、完璧な美少女女子高生として 日々を送ることに。そして物凄く同級生の女の子たちに絡まれるのだった。


そんな生活のなか、地球には当然のように他の異星人たちも来訪していた。その宇宙人を排除するのも仕事のひとつ。ということで、 ライトな百合コメディが展開されるなかバトルシーンだけがガチという 異色戦闘SFに仕上がった。


冒頭の話で同級生を巻き込んでその後もバディ的に話を進めるのかと思いきや、記憶を喪失させることができる能力でリセットさせ、一方早々から同級生が宇宙人に襲われて消えてしまうのかと思いきやそこも救ってリセットさせる、ある種同じ日を繰り返すタイムループものの作品と似た、結局は普通の日常がベースで繰り返されていくという、つまりはオーソドックスなスタイルのコメディ。


とはいえ地球侵略の進行状況は問われるわけなので、 時間軸も一応あるのだが、そこも適当にごまかしていくのが この手の話の王道。この話はそのスタイルでも全然良いと思う。


【データ】
伊藤伸平
地球侵略少女アスカ
【発行元/発売元】 双葉社 (2019/6/12) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 地球侵略少女アスカ : 1 (アクションコミックス)
一見普通の女子高生・槇野(まきの)アスカは、実は悪の侵略宇宙人、アスカ・デウス・マキナ。あまりに人間そっくりに擬態してしまったため、本来の悪の宇宙人の使命より、普通の女の子らしい感覚にはまってしまったり、女子高生ライフを満喫してしまったりすることもしばしば。アスカと、アスカのことが大好きなクラスメイト・みのりたちが、毎回様々な美少女侵略宇宙人たちと戦ったり戦わなかったりする、美少女SFコメディ決定版! 百合要素もあるよ!


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